「震災遭難児童弔魂像」小倉右一郎、津山昌平、山畑阿利一

東京都墨田区 横網公園
タイトル震災遭難児童弔魂像
作者小倉右一郎(オリジナル)、津山昌平/山畑阿利一(再建)
設置場所東京都墨田区 都立横網公園
製作年1931(オリジナル)、1961(再建)

関東大震災で、5,000人あまりの小学校児童が犠牲になったことを悼み、当時の学校長らが中心となり慰霊碑が建てられた。助け合う子どもたちの健気な像に往時が忍ばれ、哀切にたえない。この像は戦時中の金属供出のため失われるが、戦後、小倉の高弟である津山、山畑により再建された。

実は、この作品は1928年に「悲しみの群像」というタイトルで、一度別バージョンが披露されている。しかし、小倉右一郎の手による慰霊の像はあまりに写実的だったので市民から撤去の要請が多く寄せられたという。リアルすぎて悲惨な記憶が甦るということだった。小倉は最初は抵抗したが後に折れて改作に応じ、1931年に新バージョンとして完成した。

⁽参考)東京都墨田区の歴史 横網町公園 震災遭難児童弔魂群像 (shinobi.jp)

(参考)Microsoft Word – 25_v2_column11.doc (bousai.go.jp)

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