タイトル | 金龍 |
作者 | 平櫛田中/菅原安男 |
設置場所 | 東京都台東区 金龍山浅草寺雷門 |
製作年 | 1960 |
備考 | 松下グループ有志寄贈 |
平櫛田中と菅原安男による女性像。天竜と対になっている。その表情は神秘的でただならぬ深みを感じる。傑作だと思う。
平櫛田中は明治から昭和にかけて活躍した木彫の巨匠。国立劇場の鏡獅子が代表作。この投稿現在、鏡獅子は劇場建て替えのため地元岡山に里帰りしている。本名を平櫛倬太郎という。幼いころ養子として平櫛家に入った。旧姓は田中だった。
菅原安男は、仏像の修理などに従事した菅原大三郎の次男として1905年に京都太秦で生まれた。菅原自身も仏像などの彫刻作品が多い。平櫛の影響をうけた、写実的な木彫を得意とする。教育者としては東京芸術大学名誉教授などを務めた。
菅原安男の葬儀の喪主は次男の菅原二郎氏と記録されているが、同姓同名の彫刻家・菅原二郎ではないだろうか。出身が奈良ということや年齢的に可能性が高いと思うが、ネットでは辿れなかった。
「浅草寺雷門」 – パブリックアート散歩 (publisann.com)
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