タイトル | 酒は涙 |
作者 | 流政之 |
設置場所 | 東京都千代田区 新御茶ノ水ビル |
製作年 | 1972〜1984 |
この彫刻の左側は盃だろうか。右の構造物に少し傾斜がついており、その真ん中には溝のようなものが彫り込んである。左の盃から酒が溢れ、溝を伝って涙となって端からほろりと零れるのか。
流政之は放浪の作家である。20代から流を知る作家の瀬戸寂聴は「流れものの政やん」と評したという。旅、酒、料理、女との出会いで、五感を鍛錬したという。
流は1923年長崎生まれ、東京で育った。父は政治家で立命館大学創始者の中川小十郎。流は中川が57歳の時の子である。流は立命館大学に進学するも中退。海軍の零戦パイロットとして終戦を迎える。その後、日本各地を放浪し、独学で彫刻を学んだ。
酒が涙としてこぼれる場面に、何度出会ったのだろう。
「名言との対話」7月7日。流政之「質より量。たくさんの試みを行うということ。その中に可能性がある」|久恒 啓一
流 政之(ながれ まさゆき、1923年2月14日 - 2018年7月7日)は、日本の彫刻家、作庭家。享年95。 父親は政治家で立命館大学創設者の中川小十郎。流政之の経歴の中では二つのことに注目したい。 京都の立命館大学で、立命館日本刀鍛錬所...
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