


タイトル | 貝塚展示ブース |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都品川区 大森貝塚遺跡庭園 |
実際の貝塚の層面を展示しているブース。中に入ると、貝塚の断面を見ることができる。「貝塚は縄文時代のタイムカプセルだ。」のパネルには、貝塚から出土した本物の貝殻が貼り付けてあり、触ることもできる。帰り道、大森駅内のおにぎり屋さんのアサリおにぎりをつい買って食べてしまった。美味しかった。
モースが来日して新橋〜東京間の汽車の車窓から貝塚を発見したのは1877年6月19日。調査に入ったのは同年9月のことだった。東京大学モース研究室の佐々木忠次郎が現場に入ったところ、そこには同じ東京大学の23歳の地質学教授ハインリヒ・エドムント・ナウマンがおり、まさに調査を開始しようとしているところだった。モースはすぐに東京帝国大学を通じて東京府に働きかけ発掘禁止令を出してもらう。10月8日の東京新聞でモースが大森貝塚を発見したニュースが大々的に報じられ、10月9日から本格的な発掘調査が始まった。モースの政治力の勝利だった。
ナウマンはハインリヒ・フォン・シーボルトと共に貝塚などの研究を進めていた。ハインリヒは、幕末に西洋医学を日本に伝えたシーボルトの次男でオーストリア・ハンガリー公使館員。ナウマンとハインリヒはすでに横浜・鶴見の貝塚の調査もしており、大森貝塚もナウマンらが最初の発見者だった可能性も高い。
ナウマンは、日本全国の地質を調査し、ナウマン象の発掘やフォッサマグナの発見など大きな成果をあげた。
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