タイトル | 記憶の場所 |
作者 | 土屋公雄 |
設置場所 | 東京都墨田区 都立横網公園 |
製作年 | 2001 |
備考 | 東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する塔 |
1945年3月10日の東京大空襲では、10万5000人もの市民が戦災犠牲者として尊い生命を絶たれた。特に現在の墨田区と江東区は集中的に攻撃され甚大な被害を生じた。現墨田区だけで2万7000人の死者を数える惨状だった。界隈は町工場が多く、軍需産業の一角を担っていたことが狙われた一因と言われている。現墨田区となった本所区の96%、向島区の57%が焼失し、合わせて6万人の死傷者が生まれ30万人が焼け出された。1923年の関東大震災の悲劇からわずか20年あまりで再び甚大な災禍に見舞われたという事になる。改めてモニュメントを眺めると胸が潰れる思いに襲われる。
人はいろいろな意味を込めてモニュメントを製作し設置する。その思いを体全体で感じ、心に受け止め、意味を噛み締めることもパブリックアートを巡る旅の紛れもない本質そのものだと改めて思う。
合掌。
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