「記憶の井戸」

2022.9 撮影
タイトル記憶の井戸
作者西川慎
設置場所東京都港区 セレスティン芝三井ビルディング
製作年2002

記憶の襞に潜り込むような噴水。みずみずしい。セレスティン芝三井ビルディングの立地する場所は薩摩藩ゆかりの地。ホテルの館内の随所には、薩摩切子細工、黒薩摩焼、大島紬が配されており、過去と現代がクロスオーバーする。

1867年12月に、ここ薩摩藩下屋敷を舞台にした薩摩藩邸焼き討ち事件が発生した。この年10月に徳川慶喜が大政奉還をして政権維持を図ったが、武力による政権転覆を狙う薩摩藩は、下屋敷に500人の藩兵を集めて騒乱を繰り返した。これに対抗し、庄内藩をはじめ、出羽松山、上山、鯖江、前橋、西尾など、佐幕各藩がこの場所を襲撃した。

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