タイトル | 角川源義句碑 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 神奈川県三浦市 神奈川県立城ヶ島公園 |
製作年 | 1993 |
説明板より。
火の島へ一帆目指すよ芋の露 源義
この俳句は、角川源義昭和三十九年の作。城ヶ島より望む伊豆大島への願望である。帆をいっぱいに追風をはらんだ帆掛舟が大島に向って走っている情景、芋の露(季語=秋)は、成長した里芋の葉に夜露や雨が溜ってきらきらとかがやいているようす。
角川源義(俳号・源義)大正六年、富山県生れ、折口信夫・武田祐吉を慕い国学院大学に学ぶ。文学博士、国学院大学講師・慶応義塾大学大学院講師。昭和二十年角川書店を創立し、二十七年総合雑誌「俳句」、翌年「短歌」を創刊、三十三年俳句の叙情性を目指し、俳誌「河」を創刊して俳句の指導に当る。ことに三浦半島の風光を愛し、しばしばこの地を訪れている。
昭和五十年十月二十七日没。この日を「秋燕忌」と名付く。昭和五十一年建立。 平成五年二月一日 三浦市
俳誌「河」同人会
角川源義は1917年富山生まれ。一大エンタテインメント企業の創始者である。城ケ島の荒々しくも優しい風景が源義の心の中の何かと響き合ったのだろう。
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