タイトル | 華 |
作者 | 圓鍔元規 |
設置場所 | 東京都大田区 東京工科大学蒲田キャンパス |
製作年 | 1985 |
両手を挙げ、足を踏ん張って体を解放しているようだ。そして、しっかり見開いた目を少し上に向けている。愛しい作品だ。
このキャンパスにある圓鍔元規の作品のなかで、これが最後に製作されたもの。前後はわからないが、ここには同じモデルの1972年の作品からあるので、10年以上同じモデルの魅力を探り続けた。また、1980年以降の他の2体は着衣なので、この展示のなかで最後にやってくる裸婦である。
この作品にも顕れているのは、一種の生々しさである。目を見開き何かを伝えようとする感情がはっきりと伝わってくる。両手を突き上げ、足を踏ん張り,「私の命はここにありますよ」「私はここにいますよ」と伝えているようだ。心が揺さぶられる。圓鍔は、その魂をよく捉えて表現していると思う。
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