「空を見上げる青年」舟越桂

2022.10 撮影
2022.10 撮影
タイトル空を見上げる
作者舟越桂
設置場所千葉県習志野市 JR津田沼駅北口

舟越桂の非常に繊細なブロンズ彫刻作品。握りしめられた右手には、どれだけ尊いものが入っているのだろう。左手は自分自身を支え励ますように体幹に添えられている。そして空を見上げる面差し。見る者の心が透明になっていく。

偉大な彫刻家だった父・舟越保武は超えるのが困難な高い壁だったのだろう。この「空を見上げる」と対面すると、舟越桂のどこまでも透明な祈りが伝わってくる。

保武は敬虔なクリスチャンだったが、桂は、保武が亡くなるまでついに洗礼は受けなかったという。

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