「神奈川県台場の石」

2022.7 撮影
タイトル神奈川県台場の石
作者不明
設置場所横浜市中区 横浜ユーラシア文化館
製作年1860(完成)、2011(発見)

神奈川台場は、勝海舟の設計で沿岸警備のための砲台として1860年に築造された。ペリー来航が1853年だったので、その7年後のことになる。実戦で使われたことはなく、主に外国使節来航時の祝砲を放つために使われた。ここで戦火が交わされる可能性も十分にあった。

展示品は、2011年7月の発掘調査で出土したもので、神奈川台場の東海面側石垣に用いられていた周知石(四角錐形の石)である。発見された石垣は神奈川区星野町の現地で保存され、「ヒストリアレジデンス海舟」の資料室で展示されている。幕末のヒリヒリした緊張感を伝える遺物だ。

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