「白虎」堀内健二 - パブリックアート散歩

江東区には、4体の霊獣の像が配置されている。東は青龍、南に朱雀、西には白虎、北の守りは玄武(亀)の四神だ。この白虎は2015年に最後の4番目として豊洲に作られたもの。豊洲は、春海橋、晴海大橋を渡るとすぐ西方に中央区晴海へ接しており、この虎は江東区を襲う災厄を防ぐため西方に目を光らせている。

白虎は堀内健二の作で、かなりデフォルメされている。眼と牙と爪は、金色に光りアクセントになっている。体型にはしなりがあり、神気を発している。頼れる虎だ。

堀内健二はカメレオンのように作風を変える作家。中央区銀座の作品、埼玉の川口の作品は全く違うタッチなので比較すると面白い。