
タイトル | 田園交響楽 |
作者 | 掛井五郎/加藤昭男 |
設置場所 | 東京都豊島区 西池袋公園 |
西池袋公園の「田園交響楽」は全て北に向かって建っている。基本的に、彫刻の背後に南天の太陽が入るので、どうしても作品は見にくくなる。さらに、高い位置に作品があり鑑賞者が見上げる形になるので、余計に逆光がきつくなる。後ろにも回りにくい。この西池袋公園の彫刻群はもともと池袋西口公園にあったものを移設したので、こうした配置になったのかもしれない。
この作品は、田園に降り注ぐ太陽の柔らかい恵みを描いたものではないかと思う。この写真、作品自体は黒く詳細がわからないが、一つの鑑賞体験、1枚の紹介写真としては「田園交響楽」の魅力を効果的に伝えるものになっているのではないかと思う。屋外彫刻は、立地も含め、天候、時間、季節などによりさまざまな味わいを生み出す。そうした意味でも、この写真は忘れ難い1枚となった。
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