「熊谷次郎直実公銅像」北村西望

2022.10 撮影
タイトル熊谷次郎直実公銅像
作者北村西望
設置場所埼玉県熊谷市立文化センター
製作年1987

北村西望の熊谷直実像は、大きなものは熊谷駅前にあるが、ちょっと小ぶりのものが、この市立文化センターにある。

熊谷直実は、一ノ谷の戦いで年若い平敦盛を討ち取ったことで慙愧の念におそわれ、鎌倉幕府有力御家人を辞して仏門に入る。熊谷直実は1141年生まれなので1184年の一ノ谷の戦いの時は43歳、翌1185年の壇ノ浦の戦いで平家は滅亡し、鎌倉幕府成立へと時代は動いていく。

直実は、家督仏門に入るべく法然との面会を求め、1193年に出家し法力房蓮生を称する。浄土宗の僧侶としても、信仰に誠実で、各地に浄土宗の寺院を創建するなど、戦乱に疲弊した人々の心の救済のために命を捧げた。1207年に往生した。

熊谷の熊谷寺、京都の宝樹寺・金戒光明寺・法然寺・誕生寺には、蓮生としての像が残っている。機会があれば見てみたい。

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