タイトル | 源氏物語石像 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 京都市左京区 京都市勧業館みやこめっせ |
製作年 | 2008 |
源氏物語は紫式部が書いた平安時代の物語形式の書物。光源氏と、光源氏を取り巻く幾人もの女性をめぐる華やかで切ない恋模様を描く54帖である。この投稿現在、大河ドラマ「光る君へ」が絶賛放送中で、筆者も毎回欠かさず見ている。
源氏物語の舞台はもちろん京都。2008年の源氏物語千年紀を記念してここに建てられたモニュメントだ。京都伝統産業青年会が京都市に寄贈した。台座には、次の歌が刻まれている。
「身はかくてさすらへぬとも君があたり去らぬ鏡のかけは離れじ」(光源氏)
「わかれても影だにとまるものならば鏡を見ても慰めてまし」(紫の上)
「私は都を遠く離れても、鏡に映った私の影はずっとあなたの側にいます」との源氏の歌に、「それでは、私はその影をずっとみつめて、自分を慰めます」と紫の上が返す。泣かせるセリフだ。今も昔も、女心も男心もあまり変わっていないようだ。
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