「木俣修歌碑」

2023.5 撮影
タイトル木俣修歌碑
作者木俣修(歌)
設置場所仙台市青葉区 仙台城跡
製作年1972

木俣修は彦根藩藩士の末裔として1906年に滋賀県で生まれる。歌人。幼い頃から文学に親しみ1918年に「赤い鳥」の誌友となる。滋賀県師範学校を経て東京高等師範学校にすすみ、上京して憧れの北村白秋と会う。その後、歌壇の付き合いを広げ、歌誌「香蘭」の編集にも携わる。1931年、東京高等師範学校を卒業し、宮城県師範学校に赴任。仙台では、宮城国語学会に参加、創作活動も続ける。1934年に富山高等学校に転任。

蔦かつらあかくもみつるしろあとに百舌は高なくゆふさりくれは

碑の歌は、青葉城址の爽やかな情感を、懐古の念も込めて歌い上げているように感じる。土井晩翠の「荒城の月」にも通じるところがあるように思う。

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