
タイトル | 日本丸 |
作者 | ラメージ・エンド・ファーガソン社 🏴スコットランド(設計) |
作者 | 川崎造船所(建造) |
設置場所 | 横浜市西区 日本丸メモリアルパーク |
製作年 | 1928〜1930 |
備考 | 重要文化財 |
昭和初期、日本には官立商船学校が2校(東京高等商船学校と神戸高等商船学校)、公立商船学校が11校あったが、このうち練習船を持っていたのは5校だけで、しかもいずれも木造の小型船だった。1927年に鹿児島商船水産学校の練習船「霧島丸」が遭難し、30名が亡くなる。この事故をきっかけに、2隻の帆船練習船を建造することが国会で決まった。設計したのはスコットランドのラメージ・エンド・ファーガソン社、製造は神戸の川崎造船所が担った。1928年1月27日に「日本丸」が、2月4日に2番艦の「海王丸」が進水した。戦時中は軍用に徴用されたが、戦後はGHQの管理を経て練習船に復帰した。遺骨収集航海のため南洋諸島に向かったり、「アメリカ建国200年祭」などの祝賀イベントに参加することもあった。退役までに約183万kmを航海し、約11,500名の実習生を育てた。
「太平洋の白鳥」「海の貴婦人」などと言われた容姿は衰えることなく、静かやに港の風景を飾っている。
姉妹船の「海王丸」も、富山県射水市海王町で展示施設としての余生を送っている。
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