タイトル | 慈雲の泉 雲 |
作者 | 朝倉文夫 |
設置場所 | 東京都台東区 金龍山浅草寺 |
製作年 | 1908 |
この彫刻は、朝倉文夫の「雲」である。かつて浅草寺境内に噴水を建造した時に、朝倉文夫の次女である朝倉響子の寄贈を受け、「雲」をメインモチーフにした噴水塔を作った。これが「慈雲の泉」である。上野信用金庫理事長の上條貢が資金を提供した。現在、噴水はすでに存在しないが、「雲」だけがこの地に残っている。
なお、像付近の銘板には「雲」を遺作と記載しているが、この作品は1908年の作品。朝倉文夫が25歳、東京美術学校を卒業した翌年に製作した意欲作である。
不安そうに雲の行方を見守る人々。何らかの予兆を感じ取ろうとしている。なかには、吉兆を見とって人もいそう。
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