「愛知揆一像」佐藤忠良

2023.5 撮影
タイトル愛知揆一像
作者佐藤忠良
設置場所仙台市青葉区 仙台城址

説明板が設置されている。

 天は時において人を呼ぶ 沖縄返還交渉の立役者が外務大臣愛知揆一先生であったことは 周知の事実である 相手役ロジャース国務長官は ニクソン大統領と米国議会に対し 日本の愛知は最も信頼と尊敬に値する政治家である と証言した。この信頼と尊敬が 世界の外交史上に残る不朽の大事業沖縄祖国復帰を実現させるに至った 正に天はこの難局に当たって先生を呼んだと言うべきである。
 先生は 明治40年10月10日に東北帝国大学教授愛知慶一博士の長男として誕生。宮城師範学校附属小学校、宮城県立仙台第二中学校、第二高等学校を経て 東京帝国大学法学部を卒業 昭和6年大蔵省に入り 同22年銀行局長25年参議院議員に当選 29年通産大臣兼経済審議庁長官 翌30年2月以来 衆議院7期連続当選 その間 内閣官房 法務自治 文部 科学技術 外務 大蔵の各大臣各庁長官を歴任した。昭和46年11月23日外務大臣として病を冒して国際会議に出発する当夜 忽然として逝去 誠に政治活動の劇的な終焉であった 生前の勲功により従二位勲一等旭日桐花大綬章を授与される 先生は国家に対し多大の貢献をしたのみでなく こよなく郷土を愛し 宮城県に残した恩恵もまた計り知れない ここに その偉業を賛仰しその威徳を思慕し 郷党相寄り 先生ゆかりのこの地に像を建て 永遠に先生を顕彰する。

昭和54年11月23日
愛知揆一先生顕彰会
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