「平和祈念碑」横田七郎

2022.8 撮影
タイトル平和祈念碑
作者横田七郎
設置場所横浜市中区 横浜大通り公園
製作年1992

1945年5月29日、アメリカ軍による横浜大空襲により、約8,000人から10,000人の尊い生命が失われた。特に被害が大きかったのは神奈川区反町、保土ヶ谷区星川、南区真金町あたりだったという。星川には被服工廠があったので狙われた。B-29爆撃機517機、P-51戦闘機101機による無差別な焼夷弾攻撃だった。亡くなった人々を思うと胸が疼いてしかたがない。合掌し、平和な社会を思わずにはいられない。

この横浜公園のモニュメントは横浜大空襲の犠牲者の遺族らが発願し建立されたもの。空襲から47年後の1992年5月29日に横浜市遺族会によって建立された。

この作品は実は文字モニュメントである。塔の上部の造形は、中国・殷時代の古代文字・金文の「愛」と「平和」を変形させたもの。作者の横田七郎は小田原に住んでいた彫刻家で、具象の人物像なども多く作製している。ネットで、ご家族からと思われる横田の発言を知ることができた。「私の生業は彫刻。その活動を妨げる者は誰であろうと絶対に許さない。それが例えお前たち家族であってもだ。」である。なるほど。

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