「平和を祈る」北村西望

東京都板橋区役所 1987
タイトル平和を祈る
作者北村西望
設置場所東京都板橋区役所
製作年1987

この「平和を祈る」は北村西望103歳の作品で、その生涯最後となる絶作である。板橋区は1985年に平和都市宣言をしており、その2年後の1987年に、区の新庁舎落成と併せてこの北村作品が製作された。説明板は次の通り(説明板の北村西望の略歴は省略)。

平和祈念像

この度、板橋区役所の依頼で、長崎平和像の「立像試作」を30年ぶりに再び手がけることになった。思えば長崎の平和像は、この立像試作を経て座像へと移行し、「頭部試作」を加えることによって、原爆記念から平和祈念へと進展したのであった。 いま、その原点の「立像雛型」に帰り「頭部試作」と合流して一つの新作に昇華し得たのは作者としても大きな喜びである。依頼された板橋区民の方々にお礼を申し上げる次第である。

昭和62年(1981年)2月
北村西望

103歳とは思えない堂々たるタッチ。長崎と別の、もう一つの平和祈念像がここにある。

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