「川崎平右衛門定孝」関頑亭

2022.9 撮影
タイトル川崎平右衛門定孝
作者関頑亭
設置場所東京都府中市 郷土の森博物館
製作年1991

川崎平右衛門は地域の偉人。説明板より。

川崎平右衛門定孝は、元禄7年(1694年)3月、多摩郡押立村(現在の府中市押立町)に生まれました。平右衛門は同村の名主として積極的に新田の開発や多摩川の治水に取組む一方で、私財を投じて近郷の窮民を救ったといわれています。
こうした平右衛門の功績に対して、幕府より大岡越前守を通じてサンシュユの苗木を下賜され、それを新田村々の名主等に分け与えたと伝えられます。
その後平右衛門は幕府代官として、岐阜の輪中地帯での治水事業や、島根県石見銀山の採鉱事業に大きな業績を残し、各地で人々から敬慕されました。
このように一介の農民から幕府財政をつかさどる勘定所の要職にまで昇進をとげた平右衛門でしたが、明和4年(1767年)、江戸で73歳の生涯を閉じました。
たえず農民の立場に立ち、救済策を実行した平右衛門をたたえ、出身地府中の、郷土の森に銅像を建立し、あわせて銅像の背後にサンシュユを植栽して、末永く後世に伝えるものです。
府中市郷土の森

地域のために尽くした人生だった。

関頑亭は1919年多摩郡谷保村(現国立市)生まれ。2020年に101歳で他界した。彫刻や絵画を中心に地域に根ざした創作を行った。21歳から満州に出征し、極寒の地で軍務の傍ら密教の死生観に触れる。川崎平兵衛さんも、やはり良い顔をされている。

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