「山の神 『オロ』」今野中

2022.11 撮影
タイトル山の神 「オロ」
作者今野中
設置場所東京都豊島区 メトロポリタンプラザ
製作年1980

「オロ」は、ネットで調べる限りでは、ポリネシアの戦いの神としてでてくる。東ポリネシアでは海の神タンガロア、戦の神ツ、農耕の神ロンゴ、森と生の神タネの4柱が主神だったが、ライアテア島では16世紀から17世紀にかけて首長タマトア1世によって、オロを主神とする教えに改められた。オロは平時には豊穣の神となる。今野のこの「オロ」が、ポリネシアの神かはよくわからない。

滑らかで、しっとりとした質感を持つ神像。引きずり込まれそうな妖しさと、信仰の安らぎを同時に体感できる。とても魅力的だ。

作者の今野中は自転車のフレームビルダーとしても活躍した。メトロポリタンプラザの2作品以外に、今野の作品に触れるのは難しい。

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