「専修大学発祥の地」

2022.10 撮影
タイトル専修大学発祥の地
作者不明
設置場所東京都中央区 銀座松屋通り
製作年1979
発祥年1880

専修大学は、1880年に4人の若者によって、法律と経済の専門教育をめざす学校として創立された。相馬永胤は彦根藩、田尻稲次郎は薩摩藩、目賀田種太郎は幕臣、駒井重格は桑名藩出身。4名とも、嘉永年間に生まれ、創立時はまだ30歳になっていない。それぞれの歩みで学問を重ねたこの4人の共通点はアメリカに留学して法律や経済を学んだことだった。相馬と田尻はエール大学の大学院で知り合い、ハーバード法律学校の目賀田、ラトガース大学の駒井とも親交を深めた。

専修学校は、明治10年代に設立された東京法学社(後の法政大学)、明治法律学校(後の明治大学)、東京専門学校(後の早稲田大学)、英吉利法律学校(後の中央大学)と合わせ五大法律学校と呼ばれ、協力しながら近代国家の基礎を築いた。

4人は、ここ銀座木挽町の明治会堂で学校を設立した。明治会堂は元東京都知事・由利公正の邸宅跡に、福沢諭吉が慶応義塾のための演説場として建築したもの。志を抱いた若者達が助け合って道を切り拓いたのだなあと思う。

ここから程近い有楽町に1881年に設立された明治法律学校の創始者3人も嘉永年間の生まれ。嘉永セブンと呼びたい。

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