タイトル | 天使の笛 |
作者 | 北村西望 |
設置場所 | 東京都武蔵野市 井の頭自然文化園 |
製作年 | 1982 |
「天使の笛」は、1982年の製作。台座に次の文字が埋め込まれている。
天女の笛に題す
耳をすますと
どこからともなく
何とも言えない
音がきこえてくることがある
あれは世に言う
天女の笛では
あるまいか
昭和五十七年
白寿 西望塑人
白寿は99歳である。駿馬に横座りするお得意のスタイルで天女に笛を吹かせている。老境の大家の夢見るような作品。苦しくとも、天女の笛の音が聞こえてきたら、なんとでもなる。そう思せてくれる勇気の作品。
このサイトでは、飯田橋、北区役所に次ぐ3度目の登場。北区の作品は「昭和57年白寿」と標記されており、井の頭と同じである。西望は井の頭の前には北区に長く住んでおり、西望が北区の要請により製作したものと推定される。飯田橋のものは「昭和60年 満百歳」となっているので、再鋳造したのかもしれない。
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