「大成殿・鬼犾頭(きぎんとう)」伊東忠太

2022.8 撮影
2022.8 撮影
タイトル大成殿・鬼犾頭
作者伊東忠太
設置場所東京都文京区 湯島聖堂
製作年1935

伊東忠太は妖怪に親和性のある建築家だった。湯島聖堂大成殿の屋根には、伊東が設計した鬼犾頭(きぎんとう)と鬼竜子が乗っている。

この写真の鬼犾頭は頭は竜で胴体が魚の想像上の霊獣。水をつかさどる。背中から水を噴き上げている。火事から建物を護ることを願い、城などの屋根の上に設置された。寛政の時代から使われていた鬼犾頭も湯島聖堂に保存されているが、伊東のデザインしたこの鬼犾頭とはだいぶ様子がちがう。異能の建築家、伊東忠太の感性がよく示されている鬼犾頭だ。この鬼犾頭の霊力は、1945の東京大空襲の焼夷弾からも聖堂を守りきった。

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