
タイトル | 地層断面柱状モデル・高尾山 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都八王子市 コニカミノルタサイエンスドーム(こども科学館) |
八王子の様々な地層の標本展示。これは高尾山の地層の断面。
標本の上部のプレートには高尾山のケーブルカーの図が。標本に記載されているキャプションは、4つ。上部に「表土」「ローム」「小仏層」と記されており、中段にある貝の化石の上に「イノセラムス」とマークされている。
「小仏層」は八王子最古の地層。後期白亜紀に形成された。後期白亜紀といえば1億50万-〜6600万年前にあたる時期。これは古い!恐竜のいた時代である。まさに古代史ロマン。組成は砂岩、粘板岩、頁岩、千枚岩、チャート。激しい変動が起こっていたようだ。海底に蓄積された様々な成分が長い時間をかけて小仏層を形成した。
「イノセラムス」は中世代ジュラ期から白亜紀末まで生息していた大きな貝。かなり繁栄した、中世代を代表する二枚貝。食べても美味しそう。その上のローム層は噴火活動によって形成されたもので、だいぶ最近のものである。
こうした地質のモニュメントは、ぱっと見だけだとよくわからないが、ちょっと調べてみるとすごく面白い。地球の上に生きてるんだなあと、改めて感じる。
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