タイトル | 交通安全の像 |
作者 | 石和石材店 |
設置場所 | 千葉県船橋市 JR船橋駅北口 |
製作年 | 1983 |
1970年の交通事故による死者は日本全国で16,765人となり、史上最悪となった。これは、日清戦争の死亡者にも匹敵し、交通戦争とも呼ばれた。その後、警察など関係各者の努力により徐々に減少はしていったが、この像が製作された1983年の交通事故死者は9,211人で、このうち千葉県だけでも389人が亡くなっている。亡くなる直前まで日常を生きていた人が千葉県内でも毎日のようにら亡くなった計算になる。亡くなった人だけでなく、その家族、友人、同僚、また、加害者にも家族や生活がある。まさに突然の悲劇としか言いようがない。
特に、小学校に上がったばかりの小学生は初めて一人で道路を通行することになるので、交通ルールを教えることは殊更大切である。この作品は、交通事故の悲劇を少しでもなくそうという大人の思いを感じる。
2023年の全国の交通事故死者は2,678人。減っている。しかし、その一人一人の被害者の悲劇の重さは変わらない。その事実を改めて思い起こされる。
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