「井上省三像」高須俊彦

2022.4 撮影
タイトル井上省三像
作者高須俊彦
設置場所東京都荒川区 荒川総合スポーツセンター付近
製作年1936

井上省三は幕末の長州に生まれ、奇兵隊隊長として討幕のために力を尽くした。明治に入り、井上は毛織工業を習得するために北白川宮に随行してドイツにわたる。帰国して、明治12年にこの南千住で創業した官営千住製絨所の初代所長となった。「日本の毛織物工業の父」と呼ばれる。しかし、明治19年に42歳で若くして病死してしまったという。短い人生を激動のなかで生き抜いた。この像を見るまで井上省三という人物を知らなかったが、この地が毛織物の産業発祥の地ということなど、初めて知ることばかりで面白い。パブリックアート散歩の醍醐味といえる。

この像を製作した高須俊彦は井上省三の甥とのこと。銅像の中段に羊頭があしらわれており、ちょっとかわいい。

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