
タイトル | 上皇上皇后両陛下行幸記念碑 |
作者 | 株式会社 石半 |
設置場所 | 横浜市西区 日本丸メモリアルパーク |
製作年 | 2020 |
上皇后さまの詠んだ歌である。
上皇后陛下御歌
うみ風を
求め旅行く
若きらを
帆船は待つ
月の港に
横浜市長 林文子 謹書
上皇上皇后両陛下
行幸啓記念碑
上皇さまと上皇后さまは、1984年年に住友重機械工業(株)浦賀工場で執り行われた新日本丸の進水式に臨席した。向かって右側の碑文は下記の通り。
うみ風を求め旅行く若きらを
帆船は待つ月の港に
上皇上皇后両陛下は、皇太子同妃でいらした昭和59年2月、この地に保存されている練習帆船初代日本丸の後継となる新日本丸の進水式にご臨席になり、更に同年9月、東京港で新日本丸の練習生による展帆訓練などをご覧になりました。
この年、上皇后さまは、胸踊る若い実習生を乗せて間もなく航海に出ようとする新日本丸をお詠みになりました。
若い人たちの海への関心を高め、海洋国家日本国の次代を担う海の人材育成の大切さに目を向ける機会となることを祈念して御歌碑を建立します。
向かって左の碑文。
上皇上皇后陛下 行幸啓記念碑
帆船日本丸(初代)は昭和5年に建造された文部省航海練習所(当時)の練習帆船です。昭和59年までの54年間にのべ183万回を航海し、11,500人もの船員を育ててきました。
公益財団法人帆船日本丸記念財団では昭和60年より当地において帆船日本丸を現役当時の姿で保存し、一般公開しています。また、船の生活や訓練を体験する海洋教室やすべての帆を広げる総帆展帆を行うなど、帆船のすばらしさを伝え、海洋への関心を高める事業を行っています。
平成29年9月に、わが国の海運の発展に貢献したことや、希少な戦前創建の帆船であることなどから、国の重要文化財に指定されました。
平成29年7月17日(海の日)に上皇上皇后陛下(当時天皇皇后両陛下)は海の日を祝う帆船日本丸の登しょう礼、総帆展帆、登艦礼や横浜みなと博物館の企画展「国重要文化財指定記念 帆船日本丸の軌跡」をご覧になりました。また、事業を支えているボランティアの代表らとご懇談になり励ましのお言葉をいただきました。このことを後世に伝えるために、多くの方々からの募金やご協力によりこの記念碑を建立します。
令和2年4月30日
帆船日本丸保存活用検討委員会
横浜の海風にお気持ち良さげな上皇后雅子様のお姿が頭に浮かんでくる。
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