「マハトマ・ガンジー」高田博厚

202.6 撮影
タイトルマハトマ・ガンジー
作者高田博厚
🇯🇵日本 🇫🇷フランス
設置場所埼玉県東松山市 高坂彫刻プロムナード
製作年1966

1931年、バリに渡って間もないころ、高田は高名な思想家・文学者であるロマン・ロランと知り合う。以後高田はロランと親密な関係を築く。ある日、ロランから高田に旅費の入った手紙が送られてきた。スイスにガンジーが1週間滞在するので、会わないかというお誘いだった。知識人の知己が多いロランだったが、声を掛けたのは高田だけだったという。ガンジーに会って感動した高田は、何度も彫刻にしようと試みたが満足のいく出来にならず、やっと完成させたのは日本に戻ってからだった。

高田とロランの23通の往復書簡が残っている。高田はもともと東京外国語大学に入学しており語学力も高い。パリでは毎日新聞の嘱託記者となり、パリ外国人記者協会の副会長も務めた。高田は、ロランを唯一の師と呼んだ。ロランの著作である『ベートォベン』『ミケランジェロの生涯』『ジャン・クリストフ』などは高田の翻訳で日本で出版されている。

この高坂にはロランの肖像は残念ながらないが、鎌倉市や福井市などにはあるようだ。機会があれば見てみたい。

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