タイトル | ブラウス |
作者 | 笹戸千津子 |
設置場所 | 北海道千歳市 新千歳空港2階連絡通路 |
笹戸は、作家生活のほとんどをかけて女性像を製作し続けた。私が知る限り、裸婦像、着衣、頭部などの女性像が多く、ほかは幾つか子どもの作品があるくらいだ。何らかの動きをするというより、単体であり立像が多い。ネットで調べても女性像、子ども像以外は出てこない。
笹戸の形作る女性たちには、圧倒的なリアリティがある。ただキレイに描くのではなく、本当にその女性がモノ言いそうな気配を漂わせている。それも、綺麗事ではなく本音を。
実際に下半身だけ裸の女の人がいたらギョっとすると思うが、笹戸の持ち味が十分に発揮された良作だと思う。穏やかな感想を語りだしそうだ。個人的には裸婦なら裸婦、着衣なら着地の方が伝わるかなあ。ただ、ブラウスというタイトルなので、笹戸が描きたかったのは、私が感じた違和感を含めてだったのかもしれない。
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