「フィオーナとアリアン」朝倉響子

2022.4 撮影
タイトルフィオーナとアリアン
作者朝倉響子
設置場所東京都文京区立教育の森公園
製作年1992

これも不思議というか面白い像だと思う。二人の女性は、同じベンチに座っているがお互いの距離はかなり離れている。そして、互いの上半身は、相手から反っているように見える。この二人は、果たして親しいのだろうか。肩と腰の角度が、逆台形のようになっている。見つめ合う視線にも親密の情があるのかどうか判然としない。そして、二人は注意を互いに向け合い、鑑賞者のほうには何の関心もないように感じる。

好きな作品かどうかといえば、かなり好きである。感情が波立つ作品である。

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