「ネコ」島田紘一呂

2022.12 撮影
タイトルネコ
作者島田紘一呂
設置場所東京都練馬区立美術の森緑地
製作年2014(設置)

寄り添う2匹の猫が融合しはじめている。2体が一つになり心と体が溶け合う。蕩ける快感のように猫を撫でる。私も溶け合いそうになる。

しかし、それは一つの見方にすぎず、1匹の猫が分裂しているところかもしれない。アメーバのように無性生殖を繰り返し、無限に増殖していく。猫がニヤリと笑う。

あるいは、私の目が霞んで、二重に見えているだけかもしれない。

島田紘一呂は1944年東京生まれの彫刻家。二科展を中心に活躍。1989年二科展ローマ賞、2012年二科展文部科学大臣賞。猫の彫刻を得意とし、猫の木彫やブロンズを刻み続ける。

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