
タイトル | ニホニウム3Dモニュメント |
作者 | 不明 |
設置場所 | 埼玉県和光市 ニホニウム通り丸山台 |
製作年 | 2017 |
ニホニウムは113番目の元素。元素記号はN h。アジアで初めて認定され、命名された元素である。和光市にある理化学研究所の仁科加速器科学研究センターで合成された。研究を指揮したのは森田浩介博士。1957年福岡市生まれ。九州大学で物理を学んだ。
2004年、光速の10%の速度でZn(亜鉛)とB i(ビスマス)を衝突させることで113番目の元素を合成したと理化学研究所が発表した。113番元素は超ウラン元素の一種。元素記号が1番から92番までは地球上に普通に存在するが、ウランより重い93番以降の元素は超ウラン元素と呼ばれ、全て放射性元素で半減期が地球の歴史より短いので基本的には地球上には存在しない。従って、超ウラン元素はプルトニウムやトリリウムなどの例外を除き人工的に作る必要がある。なお、ニホニウムが崩壊するまでの平均寿命は0.002秒ほどである。世界で、超ウラン元素を発見したと認定された国は、日本のほか、アメリカとロシアとドイツだけである。
2015に、国際純正応用科学連合(IUPAC)に複数の候補から理化学研究所が正式に113番目の元素の発見者として認定され、命名権も付与された。2016年に元素名「ニホニウム」の採用も決定した。和光市は、これを記念して、和光市駅から理化学研究所までのルートをニホニウム通りと命名、市道113号線も指定された。このニホニウムの像も、2017年にニホニウム通りの整備に合わせて建てられた。金色に輝き、誇らしく屹立している。
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