
タイトル | オブジェ「リップスティック」 |
作者 | クレス・オルデンバーグ(Claes Oldenburg) |
🇸🇪スウェーデン 🇺🇸アメリカ | |
設置場所 | 東京都立川市 ファーレ立川 |
製作年 | 1994設置 |
クレス・オルデンバーグは、何でも巨大化するアメリカの現代彫刻家。1929年にスウェーデンの外交官の子息として生まれる。1936年に家族でアメリカ・ニューヨークに移住し、シカゴに移った。イェール大学で学んだのち、シカゴで美術を学び、現代美術の作家として歩み始める。空気で膨らます巨大なソフト・スカルプチャーやトリックアートも手がけた。
印象的でポップなオルデンバーグのリップスティックだが、厚みのない金属の板で製作されている。この世は、薄いからこそ華やかだということを逆説的に表現しているのだろうか。側に転がる蓋も終わりのない消費を象徴しているようで小技が効いている。
この作品は経年劣化のため、表面が色褪せひび割れも生じていたが、2015年に、市民の協賛金を募って、他の数作品と共に美しく修復された。このような、官民一体の取り組み自体が、本当に美しいことであり、地域にアートが根付く素晴らしさを感じる。
パブリックアート散歩 - Google マイマップ
ブログ用地図
コメント