
タイトル | ゆりかもめ四態 孤雲出岫 |
作者 | 志津雅美/三上浩 |
設置場所 | 東京都品川区 しながわ区民公園ゆりかもめ橋親柱 |
製作年 | 1987 |
しながわ区民公園の「勝島の海」に架かるゆりかもめ橋の4つの親柱に、陶淵明の漢詩が記されている。
ゆりかもめ橋 親柱の彫刻
ここに彫られている詩は、陶淵明という有名な中国の詩人の作品です。彼は西暦365年生まれであり、初め中国の役人となるが
41歳の時に故郷に帰ることとなった。
その時にうたった詩が
「帰去来辞(さぁ、かえろうよ」です。
「孤雲出岫」、雲がひとつ山から出てくる
「風飄々而吹衣」 風かひょうひょうと衣を打つ
「飛鳥知還」鳥でさえも 飛ぶのにあきたら、家に帰っていく
「稚子候門」家に帰れば はかわいい子供が門の前で出迎えている
橋の建設に当たり、勝島の海の情景がこの詩の情景とよく似ていたので、ここにその詩を彫刻しました。
この親柱の向かって左下部に「孤雲出岫」の文字が見られる。雲がたなびく空を、ユリカモメが心地良さそうに飛んでいる。口にくわえているのは家族へのお土産だろうか。
作者については、ご本人のHPを参考にした。
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