「天竜」平櫛田中/菅原安男

2022.6 撮影
タイトル天竜
作者平櫛田中/菅原安男
設置場所東京都台東区 金龍山浅草寺雷門
製作年1960
備考松下グループ有志寄贈

雷門の再建時に同時に製作された。平櫛田中は1872年に生まれた近代彫刻界を代表する彫刻家。この作品は菅原安男との共作で、傑作と言える。その表情や佇まいは見事であり、魂が感じられる。日本の寺院には金網が張られていることが多いが、個人的には実に勿体ない。

なお、実際に彫刻したのは菅原安男で平櫛は監修したのみとの論もネットで読んだが、作品の創作には実際に手を動すだけでなくコンセプトや構成を含んだ全体の構想も不可分だと思うし、どこまで誰が手を動かしたかも不明なので、このサイトでは、浅草寺の公式の表記を尊重し、共同製作とする。

なお、平櫛は1979年に107歳で亡くなったが、その時点で、日本人男性の最高齢記録だった。しかも、死の直前までアトリエで創作活動を続けていたという。

「浅草寺雷門」 – パブリックアート散歩 (publisann.com)

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