「新泉」藤野天光

2023.4 撮影
タイトル新泉
作者藤野天光
設置場所千葉市中央区 羽衣公園
製作年1971

藤野天光の「新泉」。群馬県館林市に同じ作品が設置されている。

藤野天光は本名は藤野隆秋。1903年に群馬県館林市に生まれる。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業。北村西望に師事した。卒業した翌年の1929年に「ときのながれ」で帝展初入選。以後、入選を重ね帝展特選も3度獲得する。「ときのながれ」は、ニューヨークの万国博覧会にも出品された。若くして才能を開花させた彫刻家である。はじめ藤野舜正、後に藤野天と名乗る。

藤野は1931年から千葉県市川市に住み、市川文化会の結成、市川交響楽団の育成、千葉交響楽団協会常任理事、千葉県美術会の創設など、地域文化振興にも貢献した。

「新泉」は、ドミニク・アングルの「泉」を彷彿とさせる作品。湧き出す源は壷ではなく巨大なシャコ貝になっている。格調高い。古典の風が吹いている。

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