「C60 1蒸気機関車」日立製作所笠戸

2023.4 撮影
タイトルC60 1蒸気機関車
作者日立製作所笠戸
設置場所仙台市青葉区 西公園
製作年1942(製造)、1968(展示)

この機関車は、1942年にC59型の27号機(C59 27)として製造された。大阪局、次いで姫路二区に配属されて東海道本線や山陽本線で稼働した。その後、後継のC62が開発されたり電化区間が増えたりしたため地方に回ることになり、輜重が重すぎるので車軸を増やす改造が施された。国鉄浜松工場で(2C1=先輪2軸、動輪3軸、従輪1軸)から(2C2=先輪2軸、動輪3軸、従輪2軸)に変更され、C60型の初号機として1953年の試運転が行われ、東北本線や常磐線で運用された。C60型は全部で47輌製造された。

1968年に、東北本線も全線電化されることとなりC60 1も廃車になることとなった。これを知った仙台市内の小学校が車輌の保存を求める手紙を国鉄に送り、これがきっかけでC60 1は保存されることになった。いま、C60型の車輌が保存されているのは、この仙台のただ1台だけであり、他は全て廃車となり解体された。郡山に車輪だけの展示はある。

国鉄に手紙を送った小学生・滝浦真人はその後東京大学に進学し、言語学者として共立女子大学、麗澤大学、放送大学で教鞭をとった。

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