
タイトル | 第四代横綱 谷風 |
作者 | 翁観二 |
設置場所 | 仙台市青葉区 勾当台公園 |
製作年 | 1971 |
谷風梶之助は、江戸時代最強力士のひとり。1750年に仙台に生まれる。本名は金子与四郎。農家出身だったが名字帯刀を許される家格だった。子どもの頃から怪力で知られた。伊勢ノ海部屋所属。1768年に力士となり、勝星を重ね1781年に大関昇進。1779年9月場所から1886年11月場所までの7年間で、本場所敗れたのは1872年の小野川戦のだだの1回のみだった。また、小野川戦以降の連勝は63で、1938年に双葉山(69連勝)に破られるまでは不動の大記録だった。通算成績は、49場所で258勝14敗16分16預5無112休、勝率.949で、優勝は21回を数える。
また、内弟子として小野川喜三郎と雷電為右衛門を育て、3人が中心となり江戸時代の相撲の全盛期を築いた。なお、谷風と雷電の対戦は記録されていない。1789年に横綱となる。実質上の、大相撲初の横綱だった。1795年に、現役のままインフルエンザにより急死する。44歳、35連勝中だった。
翁観ニは1937年に彫刻家・翁朝盛の長男として東京で生まれる。1961年に多摩美術大学彫刻科を卒業。同年、東京マネキン株式会社(現・トーマネ株式会社)にマネキン原型製作の社員として入社。会社員を続けながら、行動美術や現代日本美術展、国際現代美術展などに出品。1978年に東京マネキンの常務取締役企画本部長に就任する。2002年に(株)トーマネ監査役。
谷風の怪力が乗り移ったような気迫溢れる造形は、商業彫刻で力を溜めた翁観ニならではの力作だと思う。
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