「伊達政宗公(レプリカ)」小室達

2023.4 撮影
タイトル伊達政宗公(レプリカ)
作者小室達
設置場所仙台市青葉区 JR仙台駅
製作年1935(オリジナル)、2020(レプリカ)

この作品は、1935年に青葉山に設置された伊達政宗の銅像の複製。伊達政宗像は戦時中の金属供出により一時失われたが、戦後再建された。碑文は下記の通り。

伊達政宗公

伊達家第 17代当主・伊達藩初代藩主伊達政宗公は、出羽国と陸奥国の戦国大名で、仙台藩62万石の基礎を築いた初代藩主です。
伊達政宗公 300年祭(生没年1567年9月5日~1636年6月27日)を記念して宮城県青年団の依頼により、宮城県柴田町出身の彫刻家「小室達」氏が伊達政宗公騎馬像を製作し1935年に青葉城址に建立されました。
戦中の金属回収により一度姿を消したものの、仙台市民に騎馬像の復元を望む声が高まり、保存されていた原型を基に1964年に20年ぶりに甦り現在も青葉城址に展示されています。
1987年にテレビ放映等により注目が高まり、仙台駅2階のコンコースに同じ原型を用いて新たに4分の3サイズで製作された像が置かれ同駅のシンボルとして親しまれました。
のちに、1988年伊達政宗公騎馬像の製作者「小室達」氏の出身地である柴田町に寄贈されることとなり、現在は同氏の生家にほど近い柴田町農村環境改善センターに展示されています。
ここに設置された「伊達政宗公騎馬像」は、柴田町の協力により、同センターに展示されている像を最新の方法で測量し、4分の3のサイズで製作されました。
「牛たん通りすし通り」は2003年7月に「牛たん焼き発祥の地」「水産宮城や三陸の海の幸」をご賞味いただきたいと開業し、この度 2020年4月、仙台・宮城の名物を堪能できる伊達な新名所として装いを一新致しました。

小室達は1899年生まれの彫刻家。宮城県柴田郡に生まれる。東京藝術大学に進学し、首席で卒業。大学院に進学する。第4回帝展に「想」を出品、第5回帝展からは27歳の若さで無鑑査となり、彫刻界のトップランナーとなる。この伊達政宗像は、30代後半の脂が乗った時期の作品。細部の装飾の隅々まで繊細で力強い技を感じる。1953年に肺結核で53歳の生涯を閉じる。

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