
タイトル | スチームハンマー 3t門型 |
作者 | 不明 🇳🇱オランダ |
設置場所 | 神奈川県横須賀市 ヴェルニー記念館 |
製作年 | 1865(製造)、1866(輸入) |
備考 | 重要文化財、日本遺産 |
説明板は下の通り。横須賀の歴史を伝える堂々とした文化遺産。
国指定重要文化財スチームハンマー(旧横須賀製鉄所設置)
1865年、オランダ製
0.5トン片持ち形 1台
3トン門形 1台
スチームハンマーとは、蒸気(スチーム)を動力としてハンマー(槌)を持ち上げてこれを落下させ、加熱した金属素材に打撃力を加えて鍛造作業を行う工作機械で、19世紀半ばにイギリスで実用化されたものである。
この2台のスチームハンマーは慶応元年(1865)に製造され、その翌年に江戸幕府が建設を進めた「横須賀製鉄所」の据え付けの機械としてオランダから輸入されたものである。明治時代以降も改編や拡張が続けられた後身の施設である「横須賀造船所」、「横須賀鎮守府造船部」、「横須賀海軍造船廠」、明治36年(1903)から昭和20年(1945)までは「横須賀海軍工廠」の付属機械として稼働し、戦後は「在日米海軍横須賀基地艦船修理廠」で使用されてきた。
0.5トン片持ち形は、昭和46年(1971)に横須賀市へ移管されて横須賀市中央公園(横須賀市深田台)で屋外展示されてきた。
3トン門形は、平成9年(1997)まで「在日米海軍横須賀基地船修理」で稼働し、平成12年(2000)に横須賀市へ移管された。
この2台のスチームハンマーの移設と復元修理は、平成14年(2002)3月に完了し、ヴェルニー記念館も同年5月1日に開館した。
このスチームハンマーは日本の近代化が本格的に開始された頃の技術を伝える重要な歴史遺産として永久に保存されるものである。
0.5トン片持ち形
落下鎚重量:約0.5トン
総重量:約12.4トン
高さ:約3.2メートル
昭和54年(1979):横須賀市指定重要文化財
平成10年(1998)6月30日:国指定重要文化財
3トン門形
落下鎚重量:約3トン
総重量:約18.4トン
高さ:約6メートル
平成15年(2003)5月29日:国指定重要文化財
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