「アリヴェ像」本山白雲

2023.3 撮影
タイトルアリヴェ像
作者本山白雲
設置場所東京都目黒区 東京大学駒場Ⅰキャンパス
製作年1904

ジャン・バティスタ・アルチュール・アリヴェは、1946年、フランスのボルドー生まれ。1877年より、フランス語教師として一高(現在の東京大学)に赴任。以後、フランス語教師として学生を指導した。同僚のドイツ人教師、プッチールが1901年に急逝すると、後を追う様にアリヴェも翌年1902年に逝去する。「校友会雑誌」第 118号には 「アリヴェ先生の訃」として、「プッチール先生逝いて正に一年、忽焉として又アリヴェ先生の訃を伝ふ」と掲載された。

アリヴェ像もプッチール像も、共に最初は文京区の弥生キャンパスに建立された。一高と農学部のキャンパス交換に際し、2体の銅像も文京区からここ駒場に移された。学生運動の時期に一時長野県に避難していたが、2004年に両像とも駒場に戻り、台座もリニューアルされ除幕式が執り行われた。

明治の初期の日本のリーダー候補生に、フランス語、ドイツ語の基礎を叩き込んだ2人の功績は、極めて高かったのではないかと思う。この、アリヴェの信念を貫くような真っ直ぐまなざし。

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