
タイトル | 浅野總一郎翁像 |
作者 | 不明 |
設置場所 | 東京都江東区 浅野コンクリート深川工場 |
製作年 | 1894 |
浅野聡一郎は、富山の医家に生まれるが、商売の道を志向して23歳の時に上京。初め水売り、おでん売りからスタートし、薪炭商となる。そこで横浜のガス会社とつながりを持ち、産業廃棄物として排出されるコークスやコールタールをこのセメント工場に燃料として納入し、巨万の富を得る。浅野は、コンクリートの将来に可能性を感じ、渋沢栄一の力添えもあり、払い下げを受けることに成功する。浅野は努力の人で、勤勉な人物だったという。この銅像も、浅野学園のものと同様、よれよれの洋服に半ズボン、つぎはぎだらけの脚絆姿、帽子にステッキ、そして左手には何やら図面のようなものを握りしめている。近代の産業を切り拓いた巨星である。
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