「指紋研究発祥の地」(1880〜)

2023.3 撮影
タイトル指紋研究発祥の地
作者不明
設置場所東京都中央区 聖路加タワー
製作年1961
発祥年1880〜

碑文を記す。

ヘンリー・フォールズ住居の跡

ここは明治初年にあった築地居留地の18号地で英国人医師ヘンリー・フォールズ(1843〜1930)が明治7年(1874)から同19年(1886)に至る滞日中に居住した所である。
フォールズはスコットランド一致長老教会の宣教師として来日しキリスト教布教のかたわら築地病院を開いて診療に従事しまた日本人の有志とはかつて盲人の保護教育にも尽力した。
彼はわが国で行なわれていた指印の習慣に興味をもちたまたま発掘された土器に印象されていた古代人の指紋を発見しこれにヒントを得てここではじめて科学的な指紋の研究を行なった。
明治13年(1880)10月英国の雑誌「ネーチュア」に日本から投稿した彼の論文は科学的指紋法に関する世界最初の論文といわれその中で早くもに犯罪者の個人識別の経験を発表し また指紋の遺伝関係にも言及してあいる。
明治44年(1911)4月1日わが国の警察においてはじめて指紋法が採用されてから満50年の今日ここゆかりの地に記念碑を建立しその功績をたたえるものである
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