「ピエタ」ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ(実物写真なし)

Wikipediaより引用 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ピエタ_(ミケランジェロ)
タイトルピエタ(Pietà) (複製)
作者ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ(Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni)
設置場所東京都文京区 東京カテドラル聖マリア教会
製作年1499(オリジナル)

このサイトでは、必ず私自身が撮影した写真を使ってアートを紹介している。東京カテドラル聖マリア教会は内部撮影禁止なので、ミケランジェロのピエタ像は紹介できないのだけれど、どうしても紹介したいので、Wikipediaに掲載のオリジナルのピエタ像の写真をお借りして書いている。

この東京カテドラルのピエタも複製品ではあるが、都内などでミケランジェロを見ることができる場所はごく限られている。

東京カテドラルのピエタは、一見しただけでその抗いがたい魅力に引き込まれてしまう。キリストを労るマリアの姿はこの世のものとは思えないような美しさと慈愛に満ちている。私は何もできず茫然と立ち尽くすだけだった。

ミケランジェロは1475年イタリア生まれの、ルネッサンス期を代表する芸術家。彫刻だけでなく、建築、絵画、詩など多分野にわたって卓越した才能を発揮した。代表作のこの「ピエタ」も「ダビデ像」も20代の作品。若い頃から人気を博したミケランジェロは、その晩年まで長い期間活躍した。

ミケランジェロ自身は極めて質素な生活を送っていたようだ。食べ物や飲み物にも興味がなく、製作中に服を着たまま靴も履いたまま寝ることもあったという。性格は粗野でむさ苦しい生活を送り、孤独を好んだ。そうしたミケランジェロが、この上なく清らかなピエタを造形したことは意外な気もするが、実はそんな性格だからこそ生み出せたという、真っ当なことかもしれない。

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