
タイトル | 不明 |
作者 | 田畑一作 |
設置場所 | 神戸市中央区 パルモア病院 |
製作年 | 1976 |
母子像は、理想化されていたり、伝えたいメッセージが明示的に表現されたものが多いが、この田畑一作の作品は、母子の絆がリアルな情感を持って伝わってくる。母子像の傑作なのではないかと思う。
田畑一作は、1915年京都生まれの彫刻家。日本画家田畑秋濤の子息。1919年から関西美術院て学び、1920年に上京し、二科会の番衆技塾にて藤川勇三、菊池一夫に師事する。
タイトルは銘板には記載されていない。銘板は下のようになっている。
田畑一作刻
創立25周年記念
寄贈
石井卓爾 清子
1976
石井卓爾はパルモア学院の元学院長。パルモア学院では医師免許を持つ宣教師が学院長室などで診療をしていた。石井は京都医科大学から石井廉を招聘、1951年に医療法人パルモア診療所設立が認可、1956年にパルモア病院が設立された。
パルモア学院は、1886年に神戸外国人居留地で宣教師ジェームス・ウィリアム・ランバス一家により開設された英語塾「読書館」をその起源とする。パルモア学院はパルモア学院専門学校として存続していたが、2021年に廃校となった。なお、関西学院大学、啓明中学校・高等学校はパルモア学院をその成り立ちの母体としている。
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