
タイトル | 紫煙 |
作者 | 新谷秀雄 |
設置場所 | 神戸市中央区 ポートセンター街園 |
製作年 | 1979 |
神戸には新谷家の作品が多く設置されている。新谷英雄が父で、その3人の子どもである新谷琇紀、新谷澤子、新谷英子も彫刻家である。このスクエアには、新谷家の作品が連なっている。なお、このポートセンター街園にある新谷英子作品は、この2023年2月の旅では見落としてしまい収録しておらず残念ながらいまだに未見。しかし、この街園には一家4名の作品が揃っている。
新谷家の「新谷英夫」「新谷琇紀」「新谷澤子」「新谷英子」のほか、この街園には「新谷秀雄」という銘板の作品がある。それがこの「紫煙」である。「新谷秀雄」で調べてもプロフィールはでてこない。誰なのだろう。
私は、「新谷秀雄」著の「ヨーロッパの風土と美」(1964・創元社)を購入した。奥付の「著者略歴」に「明治40年7月金沢に生れる。彫刻を朝倉塾・東京美学校に学ぶ。現在ニ紀会会員・武庫川大学教授。作品に「緑の塔」「みどりの泉」「花の塔」など」とある。略歴からして、「新谷英夫」と「新谷秀雄」はほぼ一致する。また、「みどりの泉」「花の塔」の銘板には「新谷英夫」と記されており、「緑の塔」も須磨にある作品で、私は未見だが、「新谷英夫」とクレジットされているようだ。つまり、「新谷秀雄」は「新谷英夫」の別名義ということに間違いないと思う。
この「紫煙」は、タバコの煙だと思うが、ちょっと擬人的な表現にもなっているのではないかと思う。印象深い。
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