「神戸市水道創設期導水管」

2023.2 撮影
タイトル神戸市水道創設期導水管
作者ウィリアム・キニンモンド・バートン(設計)
🇬🇧イギリス製
設置場所神戸市中央区 北野通り
製作年1898

明治となり、兵庫港(神戸港)が開港すると多くの人々が神戸に集まった。神戸はしばらくは井戸水に頼っていたためコレラなど病原菌の感染被害に見舞われていた。そこで、イギリス人技師ウィリアム・キニンモンド・バートンの設計で水道の敷設工事がおこなわれた。バートンは1856年、スコットランド生まれ。高校卒業後に水道技師見習いとなり、水道工事に従事する。大学教育は受けていない。1887年に内務省衛生局の招聘で来日。東京の上下水道計画を設計し、帝国大学で講義も持った。東京のほか、ここ神戸や福岡、岡山などの上下水道計画もバートンが担った。

神戸では、1897年に工事が着工し、1900年に初めての水道が通った。全国では、横浜市、函館市、長崎市、大阪市、広島市、東京都に次いで、7番目の水道となった。水源は、水引谷と鳥谷谷だった。

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