「石造閻魔王像(こんにゃく閻魔)」

2022.12 撮影
タイトル石造閻魔王像(こんにゃく閻魔)
作者不明
設置場所東京都港区 興昭院
備考港区登録有形民俗文化財

江戸時代に、眼病を患った人が密かにお参りし、快癒したときにこんにゃくを御礼に供える習わしだったとのこと。1838年刊行の「東都歳時記」にも、この閻魔さまの記載があるという。風化が進んでいるが、それでも、風格を漂わせるお姿は威厳に満ちている。下は説明柱から。

港区の文化財 興紹院 石造閻魔王像(こんにゃく閻魔)
石造閻魔像は、天保9年(1838)刊行の『東都歳時記』正月16日の条に『閻魔参り』として真向かいの栄立院(現存せず)とともに記載されている。
 この閻魔は、眼病に霊験あらたかとして信仰され、祈願者の願いが成就した時には、そのお礼として「こんにゃく」を供えるならわしとなっていた。現在その風習は失われているが、当時の民間信仰を知る貴重な像である。 
 像高はおよそ105センチメートル、風化が進んでいるが、筍を持ち、上方に開いた方形の冠をつけ、口をひらいた忿怒の相であることはわずかに伺い知ることができる。
平成4年3月30日 東京都港区文化財総合目録登録 東京都港区教育委員会

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